小屋番の部屋

7月14日の日記

小屋前の地面に、パラパラと落ちている白いもの。

ナナカマドの花が満開。

秋になると赤い実をつけるのを山の中で見かけることが多い木です。

去年は実がなったっけ？

全然記憶にないですが…。

(毎年たわわに実をつける訳ではないそうです)

ナナカマド酒ってどんな味なんだろう？

茎だけツンツンしているので何だかわかりませんが…こちらはイタドリです。

葉っぱは鹿が食べ尽くしてしまいました…。

そんなに美味しいのかな。

これまたどんな味なんだろう？

今朝の気温は13℃。晴れ。

ぐんぐんと気温が上がって、日中は20℃に。

夏休み、プールから帰ってきた昼休み、みたいな陽気。

アイス食べたーい！

ビール、コーラ等、品薄気味です。

どうしても飲みたい！

という方は背負ってきていただいた方がよいかもしれません…。

よろしくお願いします。

(ちなみにアイスは販売しておりません)

ご

7月13日の日記

夕方7時。

東と、

西。

動いてる雲のかたまりと、動かない雲のかたまりが交差して、面白い光の加減になっていました。

夕焼けの反射した色なのか、雲そのものの色なのか、空の色なのか…。いろんな色が動いているのを眺めているのは面白い。

どっからどこまでが空なのか雲なのか地面なのか、よく分からなくなる感じがして、不思議な時間でした。

今日は日中20℃まで気温が上がりました。

布団畳んでると汗が噴き出すくらい。

山の上なのに涼しくない！

冷やし中華の似合う陽気でした。

ご

真の沢林道

十文字峠から股の沢林道、真の沢林道とぐるり一周してきました。

「廃道」らしく、誰にも会わないひっそりした道。

滝の上の渡渉。

あの滝落ちたらどうなるんだろう、と想像すると…。緊張した。

でも水が冷たくて気持ち良かったなぁ。

緑の密度が濃い。

沢の出合で一泊。

夕暮れ時、周りの緑と自分が溶けて混じりそうな色になった。

掴んだら危なそうなロープとか、

足を乗せたら落ちそうな渡し板とか。

去年三人で歩いた時はそうでもなかったけど、一人で歩いてると「怖い」と思うところがいっぱいあった。

直したいような気もするけど、安易な思いつきでできることでもないんだろうなぁ…。

小屋にいると時々ぼんやり考えさせられる「登山道整備」のこと。

一番いいやり方なんて分からないし、簡単にやっちゃ駄目なような気もする。

「登山道整備」っていう言葉、一見すごくいいことのようだけど、誰のためなんだろうって思う。

下手にやると、ただの自己満足のような気もする。

ぽつんぽつんと思い出したようについている赤テープ。

深い緑の中で一段と鮮やかに見えた。

「登山」っていうより、ただ「山の中を歩きまわった」ような二日間。

でもそういう歩き方が自分は好きなんだな、ということを実感しました。

ご

ハクサンシャクナゲ

7月10日。朝から快晴。

久しぶりの晴れでした。

研修旅行？のため、戸渡尾根を下りました。

途中のシャクナゲ地帯。

只今ハクサンシャクナゲが咲いています。

このあたり、アズマシャクナゲの道かと思ってましたが、ハクサンシャクナゲもあったんだ…。

アズマシャクナゲは濃い色で華やかな印象ですが、こちらは薄い色で小振りの花をつけます。

よく見ると、葉っぱの形や葉裏の感じが違います。

違いは一目瞭然。

なのに、花が咲いてないと気がつかないもんですねぇ…。

ご

7月9日の日記

飽きもせず、よく降るねぇ…。

今日も雨。

二階の窓からのナナカマド。

ずっと見てると、葉っぱに雨が当たってぴよーんと弾けるのや、鳥が枝にとまりにくるのが見えました。

静止画みたいだけど、よーく見てるとあちこち微かに動いてる。

部屋の中に居ながら見えるこの景色。

なんだかいい時間ですな〜。

ご