2017年 07月 09日
7月9日 |
朝の気温10℃。
雲ひとつない空にまん丸の日の出。
清々しい〜。
小屋の中も外も真っ赤っかに染まりました。
日中の気温は、小屋前の寒暖計でなんと23℃。
暑い一日となりました。
山の上でこの気温、下界は猛暑だったのでは。
23℃ごときで「暑い」なんて、バチがあたりそうですが。
日曜日の昼間というのは、日帰りや縦走中の登山客で結構賑やかになります。
山梨側、長野側、埼玉側とたくさんある登山道、沢登り、バリエーションルート…といろんな方角から、いろんな人が立ち寄ってはいなくなって…としばし人声が絶えない小屋前。
落ち着かない…。
でも、お昼を過ぎるとパタリと人通りが途絶える時間がやってきます。
この静けさが、
なんだか
ポッツーン……
と
いう
感じで、
清々しい。
あ、ここ山の中だったね。
としみじみ思えます。
小屋にいると人の気配が濃厚で、(接客業なので当たり前ですが)それはそれで面白いのですが、時々、人の声が耳に触ることもある…。
でもですね。
視線をぐーっと上に持っていって、はるか上空から見下ろすことができたら。大きな山の一画に、小さい小屋があって、豆粒みたいな人間がそこに集まってきてワイワイやってるって、見ようによっては微笑ましいのかも?
人間は、人間が主役と思ってるかもしれないけど、ほんとはちっさい豆粒みたいなもの。と思ってしまうと、なんだか清々しい気持ちになる。
そんな豆粒みたいな人間も、みんな歩いている間はひとりひとりいろんな風景を見ながら何かを感じたり考えたりしながら歩いてきてるのだよなぁ。
などと思うと、賑やかさもそんなに毛嫌いしなくてもいいのかなぁと思えてくるような。
そんなことを考えてる自分も、山の大きさからしたら豆粒の一個。
まぁちっちゃいもんだ。
などとつらつら考えが浮かぶのも、山の中ならでは。だから山って面白いのかもしれないです。
ご
by kobushikoya
| 2017-07-09 18:25
| 小屋便り
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