2016年 05月 21日
帰小屋 |

5月21日の日の出。
朝4時半くらいです。
気温は5℃。昨日休暇から帰ってきたばかりの私には、かなり寒く感じました。
東京は夏みたいな陽気でしたものねぇ。
通常は戸渡尾根を登って小屋に帰ってくるのですが、きのうは一年ぶりに鶏冠尾根から登りました。去年は途中で道迷いをしてしまったので、もう一度チャレンジのつもり…。
一度登ってはいますが、さすがに一般ルートではないこの道。やっぱり前日から緊張してしましました。
登り始めて前半1400m付近は、ミツバツツジが満開。
大木もちらほら。
倒れたのか、伐られたのか、朽ちていく切り株もあちこちに。
やっぱり岩場は毎回緊張するところ。
どうやって登ったんだっけな…と岩峰を見上げていたら後ろから「後藤さん?」。
偶然にも、去年他の小屋でご一緒だったお二人に再会しました。なんか、嬉しいような恥ずかしいような。
今日は甲武信までとのことなので、ここからは3人で。
鶏冠山から先はだんだん道が頼りなくなります。1900mあたり、シャクナゲが良い感じに開いていました。
つぼみもまだまだたくさん。来週あたり見頃かもしれません。
シャクナゲって花は華麗なんだけど、枝がとにかく逞しくて柔軟です。ビヨヨーン、ビヨヨーンと枝が跳ね返る。したたか、ってこういう感じかな…。とにかくかき分けかき分け歩くのは一苦労。この辺りの藪漕ぎにしてみればまだ優しい方ですけども。
去年間違えたあたり…、この辺だったかな?
後ろにお二人が歩いているので、間違えないように慎重に歩いているつもりですが、それとは反対についつい足早になってしまうのは、自分が不安だから。
いつもお山は1人で歩くことが多いし、複数で歩く時はいつも癖で誰かの後ろにつくことが多い私。先頭を歩くのは、なかなか緊張します…。
ガイドさんってすごいなぁ〜と今さらながら思いました。
最後はやっぱり藪っぽいところを抜け出てゴール。
いつも通っている縦走路が、異様に広い道に見える!
「登山道って歩きやすいな〜」とほんとに有難く思える瞬間です。
鶏冠尾根は、この縦走路に飛び出る瞬間が一番の醍醐味なんじゃないかしら。
やっぱり私にはまだまだ手強い鶏冠尾根、でした。
(一緒に歩いてくださったお二人、ありがとうございました!)
戸渡尾根、十文字峠、ともにシャクナゲが良い感じに咲いているようです。
やっぱりシャクナゲって、「かわいい」っていうより「したたか」な印象だなぁ。
今週末あたりからそろそろ多忙。
筋肉痛になっている場合ではありませんでした。
週末は特に混み合いますので、日程に余裕のある方は平日がお勧めです。
多忙のあまり目が三角になっている小屋番がお待ちしております…。
ご
by kobushikoya
| 2016-05-21 06:29
| 小屋便り
|
Comments(2)
目が三角に?
見てみたい~笑
シャクナゲ情報ありがとう めっちゃ早いですよね
見てみたい~笑
シャクナゲ情報ありがとう めっちゃ早いですよね
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そ、三角。人相悪くならないようにほどほどに頑張ります〜。