9月12日の日記 |
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2015年 09月 12日
今朝の気温は5℃。 涼しいというよりも寒い! 布団がぬくぬく、なかなか出られないくらいの気温です。 久しぶりに晴れました。 今週はずっと雨。今回の台風では、大きな被害が出た地域もあったようですが、小屋付近はたいした被害もなく済みました。 こんな大きな災害が起こるたびに、やっぱり自然の力には敵わないなぁと思う。…というか、そういう時じゃないと実感できない、というか。 山で生活していてもそうなんだから都会で生活していたらなおさらかもしれないなぁ。 もともと建て付けの悪い建具が、湿気を含んですっかり重たくなっていました…。 毛木平からの千曲川源流コース、西沢渓谷からの徳ちゃん新道は支障なく歩けます。 が、沢を渡るルートは通常よりも水が増えているかと思われますので注意してください。 沢登りもそのつもりでいた方が良さそうです。 さて、昨日休暇から戻りました後藤です。 まっすぐ小屋には帰らずに、寄り道を。 今回は破風山から南に伸びている青笹尾根から登りました。 下半分は防火帯がきってありました、 登っても登ってもあまり景色が変わらないので、全く進んでいないような気になる。 陽当たりも良いので、ザックに入ってる生肉が気になって、焦る…。 中間はきれいな笹原。 名前の通りの青笹です。 この尾根は登山道ではありませんが、恩賜林の赤い杭や三角点(四等三角点)が点々とありました。 破風の山頂少し手前で、いきなり岩々。 そんなに広い範囲ではないけれど、この一部分だけ、大きな岩がゴロゴロしています。破風山から東にくだる縦走路上も岩っぽいけれど、ちよっと雰囲気が違う。岩っぽいのはこのあたりだけで、山頂は樹林帯。 どうしてこうなるんだろう? このブログにも時々登場している、自然のことに詳しい伊織さんが、先週小屋に来てくれた時に、この辺りの山の成り立ちについてちよっと話しをしてくれたのを思い出しました。 そこにしか無い地形とか、そこにしかない植物とかを繋いでいくと、山の成り立ちが推測される…という話。 奥秩父の縦走路を歩いていると、山の景色が少しづつ変わっていくのが分かる。 それと山の成り立ちを繋げて、考えたり想像するのも面白いなぁ。 破風山から見下ろす笹平。 岩々の道を、ガクンと下って、木賊山。 あ、ここにも「岩」と、「笹」があった。 縦走路だけを歩いているとそうでもないけど、こうやっていつもと違う角度から登ってみると、急に山が3Dみたいに立体的に思える。 いつもはしんどい登り下りだけど、そう思ったら、結構興味深い道。 でもやっぱり長かったー。 夕方ヘトヘトで小屋に辿りつきました。 小屋の手前あたりの樹林帯まできたらやっぱりこの辺りの独特の見慣れた森で、「帰ったきた」感じがしました。おなじような針葉樹の林だけど、やっぱり破風の辺りとは違うような気がするのは何が違うんだろう? 少しづつだけど、この辺りを歩いていると、気がつくことや不思議に思うこと、知りたいことが次々とでてくる。 やっぱり奥秩父って、不思議な場所だなー。 ご
by kobushikoya
| 2015-09-12 08:47
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