戸渡尾根のシャクナゲと新緑

今朝の気温はプラス11℃。

多摩市の気温です。

づめです。

そう。今シーズン初休暇で昨日街に降りてきました。

戸渡尾根を下山したので、この時期ならではの彩りを書きますね。

5月10日、昨日の甲武信の朝の気温はマイナス1℃。

少し冷えればまだこれだけ下がります。

布団から出るのがまだ辛い。

土曜日に遊び来てくれた友人2人の手を借りて、小屋の仕事をちゃっちゃこなして3人で下山。

巻道の様子を見たかったので木賊山には登らず、まだ雪の多い巻道へ。

雪が大分解けたと言っても、まだまだ多い箇所はあります。

ほれ、ズボッといけばこんなに潜る。

アイゼンの爪を効かせて踏み跡を選びながら歩く。

20分ほどで分岐。この看板を見過ごすと雁坂方面に行ってしまう。

戸渡尾根へはここをスイッチバックする様に急登を登る。

雪は多いが早朝で気温が低かったのでサクサク歩けた。

ここ辺りのシャクナゲはまだ葉を下ろして春を待っている。

戸渡尾根に入り程なく行くと、すでに雪はない。

こんなに雪が少ない年もそう無い。

しかし思い出した様に凍結箇所が出てくるので注意。

樹林帯を抜けてシャクナゲの群落に下る。

標高約2000m。

花芽が膨らみだしていた。

思わず声が出でしまう。

咲き出したくてガマンしきれなくなってる様だ。

飛び出したい気持ちを堪えているみたい。

近丸新道の分岐1869mを過ぎる。

1700m辺りのシャクナゲ群落。

咲いていた！

見事に咲いていた！

自然と足を止めて魅入ってしまう。

毎年観ているけど、やはり綺麗だ。

今は1600〜1800m辺りのシャクナゲ群落が見頃。

さらに降ればミツバツツジも咲いていた。

春です。

街の音が微かに聞こえてくると眩しい新緑も見頃。

カラマツの芽吹き。

花も良いけど身体透けそうな新緑も圧巻。

新緑の美しさに浮かれる2人。

手乗り写真。おバカなことをしながらゆっくり降りました。



ここのところ雨が降らず、道が乾ききっていました。いつもの道では無い様に思えるくらい。砂埃たてながら、砂の様な歩き辛い道を無事下山。


観光地、西沢渓谷も新緑眩しく賑わっていました。



写真を撮り撮り、馬鹿言いながらゆっくり下山するのも良いですな。

久しぶりの下界。
なぜか凧を持たされ、公園を走らされ、やっと帰宅。ビールと焼酎一杯で、撃沈しました。
ささ、しばしの休暇、楽しもう。


では、山小屋の後藤さんにマイクをお返しします。
後藤さん！どうぞ！


づめ