迷い沢 |
カテゴリ
以前の記事
2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 02月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 外部リンク
お気に入りブログ
最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2016年 06月 17日
6月17日、朝の気温は10℃。湿気のある空気。
日中は16℃まで上がりました。 今日は釜ノ沢を下りました。 昨年の秋に釜ノ沢から登って来た方から、「途中の道標看板がおかしな方向を向いている(回転した?)…」と情報を頂きました。 北爪チーフと、昨日ボッカを手伝ってくれた伊織さんと、私の三人で、遅ればせながら偵察に行って来ました。 小屋のポンプ小屋を下っていくと程なくイワカガミの群落が。 シャリシャリと音がしそうなくらいの花の数。 一面にピンク色です。 黄色いのはキバナノコマノツメ。 きれいでした〜。 さて、問題の現場はこちら。 2000m付近、沢が二俣に分かれています。 下流から見て、右側がポンプ小屋に上る正しい沢(沢に『正解』ってあるのか分かりませぬが…)、左が「迷い沢」と呼ばれている支流。(もっと下流の両門滝の上にも『迷い沢』がありますが、それとは別の沢です) その真ん中の立ち木に丸い看板がついておりました。 この二俣、確かに下から登って来ると、左の迷い沢の方が幅が広く、右の本流には倒木があるため、迷い沢につられてしまいそう。 なので看板をつけたと思われますが…。 これが昨年矢印の向きが逆になっていたようです。 看板はそれ以降に誰かがまた書き直したようで、正しく「→(右方向)甲武信」となっていました。 かなり古い看板ですが、今後もまた向きが変わってしまうと紛らわしいので、これは撤去。 代わりに右の本流の方にさりげなくピンクテープをつけました。 沢にあんまり派手な看板や過剰な印はかえって興ざめなもの。釜ノ沢は結構メジャーな沢登りのコースなためか、思いのほかあちこちに印がありますが…、あんまり頼りにしない方が良いのかもしれません。アレ?と思ったら地形図で必ず確認しましょう。 ここから迷い沢の方を上がりました。 やっぱり下るより、登る方が楽しいナ〜。 一般登山道と違って、自分で足場や手がかりを見つけて登るのは面白い。「登ってる」実感があるからかな。 「よっこら、どっこいしょ!」とか言いながら、顔がにやけてくるのが自分でも分かりました。 夢中で登ってるとウッカリあらぬ方向にいってしまいそうです。 スラブを巻いたら、今度はガレ場。 岩や土が安定していないので気を使います。怖い怖い。 振り返ったら富士山。 …があったんだねぇ。ほとんど余裕なし。 横に逸れたら最後は藪。山頂より西の縦走路に飛び出ました。 ゴールは山頂直下のつもりでしたが、思っていたより西に出てしまいました。 イワカガミ、キバナノコマノツメ、クモイコザクラ、ミヤマカラマツ、ズダヤクシュ…。小さい花が、足元や目の高さに見つけられるのも楽しかった。 水の中をジャブジャブ歩くのも、夢中で身体を持ち上げるのも、「次はどっちを登ろうかな」と考えるのも。 楽しくなってきたころに終了でしたけど、もの足りないくらいがちょうどいいのかも? 久しぶりの沢登り(まだ2回しかやったことないけど!)、短かったけど楽しかったです。 今年も行けるかな? 午後からはハルゼミまで鳴き出して、夏みたいな陽気。 プールもそうだけど、水から上ると気持ちよく昼寝ができるのは何でだろ?? (撤去した看板の裏側に「あと少し、ガンバレ」とありました) ご
#
by kobushikoya
| 2016-06-17 16:00
| 小屋便り
|
Comments(0)
2016年 06月 17日
6月16日、朝の気温は7℃。
お昼から雨がしとしと降り出しました。 北爪主任は雨の中ボッカ。 シャクナゲシーズンか終わると同時に、そろそろいろんな物が足りなくなってきています。 さてこの日のお客さんはおひとり。 南アルプス南部で小屋番をしているお方でした。 はっきり言って他の山域にまったく詳しくないわたくし。 南アルプス南部、と言われてもどこがどこやら。どうにも深い山域のようです。 お山のことは分からずとも、他の小屋のことは結構気になるもの。 普段雲取小屋でお手伝いをしている伊織さんも居合わせて、いろんな話を。 食事内容や設備はもちろんですが、どっちかというと小屋番さんとお客さんとの関係みたいなことに興味深々…。 「どこも一緒だなー」と思うことも、「へぇ〜」と思うことも。 お山を始めて3年くらいでここの小屋に入ったわたくし、お客さんだった時間と、小屋番になってからの時間が同じくらいになりそうです。 お客さんの目線で見える小屋と、小屋番目線で見える小屋。 全然違った角度から「山」が見えてくるのは、結構面白いことかもしれないです。 結局「山」を見ていても「人」か見えてくるのですよねー。 今年は他の山小屋にもっと行ってみたいなー。 さて、ここで働いていると、お客さんだったり常連さんだったりの話を聞いて「あ、その山(山小屋)行ってみたいかも」と思うことが時々あります。 全く縁や繋がりや脈絡のない土地でも「ピン!」ときたら行ってみる。 …と決めているので、こういう話は心のどっかに置いておかないと。 と思った次第。…とここに書いて置こ。 今まで全く気になったことのない「南アルプス南部」、ここ奥秩父と森の雰囲気が似ていると聞いたらやはり行ってみたくなるものです。 …しかしどうやって行くんだろう。 遠いなぁ。 ご #
by kobushikoya
| 2016-06-17 14:22
| 小屋便り
|
Comments(0)
2016年 06月 15日
昨晩はかなりの本降りだったよう…です。
最近は横になった途端に熟睡してしまうため、まったく気がつきませんでした〜。 朝起きたらこんな晴れ間。 雨上がりだ! あわてて写真を撮りに近場を徘徊してきました。 このあたりは雨降りの日もいいんですが、雨上がりが特にいい、と思います。 いいねぇ、いいねぇ。とニヤニヤしながら徘徊。 梅雨入りしたとは言え、時々はこんな晴れ間に出会えると嬉しいですねぇ。 梅雨だからいいのか。 梅雨の時期にお山にでかけるのはなかなか億劫ですけども、こんなご褒美もあるのでした。 山小屋に泊まる時、みんな何を期待して来るのかなぁ〜と思うことがよくあります。 ルートや時間で、どうしてもその小屋に泊まらないと山行できない、というのはもちろんですが、それ以外に「あの小屋に泊まろう」と最初から小屋目当てで計画を立てる、というパターンもあるかと思います。 そういう時に、どんなひと晩を期待してくるのかなぁ〜と。 たとえば小屋番さんと語らいたい、とか。 他の登山者とおしゃべりしたり宴会したい、とか。 1人でのんびり過ごしたい、とか。 私自身は、小屋の人と仲良くしたいというよりも、ほったらかして欲しいかなあ…。 でも中にはみんなでワイワイやりたいという人もいるかと思いますけども。 ここのブログのネタになるのは、割と賑やかになった時のことがどうしても多くなってしまうのですが、そうでない時でも「いい晩だったなぁ」と思える日もたくさんあるのです。 みんなバラバラに来たのに、全体の雰囲気がなんだかいい。 って日が(なんだか説明できないけど)。 昨日はそんな晩。 宴会みたいになった訳ではないですけど、お客さんとの一言二言のおしゃべりがなんとなくホッコリする感じ。 「小屋番さんとおしゃべりしたい!」 「いつもと違う食事がしたい!」 「雑誌やネットで見たような『山小屋』に浸りたい!」 って期待されると、どうにもダメ。どっちかというと勝手に色々見つけて面白がってくれてるお客さんたちがいる方がこちらもホッコリするみたいです。 サービス業なのにどうかと思いますけど。 山小屋はやっぱり「山が主役」なんではないかなぁ…。 豪華な食事を期待するより、何かショー的なサービスを期待するよりも、もっと山の中ならではの不便さとかを面白がってもらったらいいなぁと思うのですけど。 だから、たいしたご馳走じゃないけど残さずキレイに食べてくれたり、雨降りだけどニコニコ笑って出発してくれたりするお客さんって、それだけでこちらも嬉しくなってしまうのでした。 そういう人ってたいがいあんまりお話しないで終わってしまうのですが、なにかしら伝わるものがあるのは不思議。そういう人たちに救われてるなーと思います。 お花や展望が無いと「つまんない」「なんにもなかった」って言う人もいるけど、「なんにもない」って風景はなくて、「なんにも見つけてない」だけなんだろな。 ご #
by kobushikoya
| 2016-06-15 16:37
| 小屋便り
|
Comments(0)
2016年 06月 14日
6月14日、朝の気温は8℃。
昨日から降っていた雨が、一瞬だけ晴れました。 まん丸真っ赤なな朝日も良いけど、霧を通した白い太陽もなかなか。 さて昨日は秩父の写真家の新井さんが、「秩父岳連逍遥歌」を披露してくれました。 しばらく歌われていなかったそうなのですが、譜面が見つかって復活したそう。 なかなかに哀愁漂う曲調です。 派手さはないけど、深みのある奥秩父の雰囲気に合ってるな…。 ギターに合わせてみんなで合唱と相成りました。 歌詞はこちら。 奥秩父の山を知っている人なら、ちょっと想像力をかきたてられるのでは。 峠越えの雲や、霧の森の匂いとか、古くて小さな小屋の感じとか。 これで手ぬぐい作ってみたいなぁ〜。 新井さん、ありがとうございました! 昨日は二軒隣の小屋、金峰山小屋の助っ人さんチームも一緒になりまして、歌あり即興セッションあり、太鼓あり、サンバあり…の賑やかな晩になりました。 週末の喧騒とは違って、みんなの顔がよーく見える晩は久しぶり。 他の小屋の話や昔の小屋の話…。 話の内容もそうですが、なによりも話す人の人柄が滲むお話はやっぱりいいな。 山小屋も、ものすごく人柄の滲み出る場所だなーとつくづく思います。小屋番はもちろん、常連さんや、お客さんの人柄が…。 みなさんありがとうです。 小屋前のナナカマドも、いつの間にやらシッカリとした葉っぱになっていました。 森の緑がくっきりと。奥秩父はいい季節になっています。 ご #
by kobushikoya
| 2016-06-14 14:42
| 小屋便り
|
Comments(0)
2016年 06月 12日
厨房に人だかり…。 ではなく、今週もまたまた大入りのため、たくさんの助っ人さんに助けていただきました。 厨房しごとは、人手の必要な時間帯とそうでない時間帯がありまして。 人手が必要な仕事はみんなでワーッとやるとホントに早い早い。 配膳、片付けetc…、いつの間にやら手分けされているのは頼もしい限りです。 こっちもついていくのがやっとやっと…だったりして。 ありがとうございました! さて、なかなか外の写真がありませんが、シャクナゲが気になる方も多いでしょう。 花は十文字峠でもう盛り過ぎ。武信白岩あたりでまだ見られるようです。 毛木平ではベニバナイチヤクソウが盛りです。 川上村内から毛木平駐車場に入る少し手前、林道の両脇で見られます。 シャクナゲシーズンも山場を越えまして、小屋もそろそろ落ち着くかな。 やっぱり奥秩父は静かな方が落ち着くな。 あ〜、外を歩きたい〜! ご #
by kobushikoya
| 2016-06-12 13:42
| 小屋便り
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||