小屋周辺ではハクサンシャクナゲが見頃を迎えています。
5月末から6月頭にかけて、十文字小屋や戸渡尾根で見られるのは「アズマシャクナゲ」。
小屋周辺など標高の少し高いところで咲くのは「ハクサンシャクナゲ」。
アズマシャクナゲの時期は、年に一度のお祭りみたいに小屋が混雑するのですが、このハクサンシャクナゲを見に来る…というお客さんは稀。
でもこの小屋で生活している自分にとって、馴染み深いのはハクサンシャクナゲだったりします。
きれいなんだけどなー。
アズマシャクナゲに比べると、大きさも小振りで、色も薄め。
そのせいか、なかなか目に留まらないのかも。
下を向いて歩いていて花びらが落ちているのを見つけて、見上げると咲いてる…という感じ。
ハクサンシャクナゲは、晴れた日より、雨の日の方がきれいです。
きれい、と言うか。この光景がなんだか染み付いているのかも。
湿気のあるもわっとした空気の感じや、湿った土の感じ。傘さして濡れながら見ている自分。
全部セットになってるのが、私にとってのハクサンシャクナゲです。
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